スカイドラグーンでの生活

 空に浮かぶ常春の島スカイドラグーン。
 スカイタートルや精霊が飛び交うこの島での生活は、地上とは少し趣が異なる。
 ここではその生活の一部を紹介しよう。

スカイドラグーンあれこれ

・スカイドラグーンのサイズ

 集会所の裏手の崖から反対側の崖までおよそ300m程度。
 空中からの概算な為に正確な大きさはよく解っていないが、一番長い所で2.5〜3kmと目される。

・スカイドラグーンの移動

 竜宮暦0013年6月現在、スカイドラグーンはユーロ周辺を不規則に動き回っている。高度は不定であり、大抵は雲の合間を飛んでいる。

・気候

 常に温暖な気候。何らかの魔法的要因がそうさせていると言われているが、詳細は不明。
 晴れ・曇り・雨など地上で見られるような天候の変化があり、それは時には非常に短いサイクルでやってくる(大雨が降ったが、10分後カラリと晴れることもある)。霧が出る事も多い。逆に、雪はまず降ることが無い。
 また、スカイドラグーンにいる間は、不思議と気圧の変化や高所の寒さなどは感じない。
 時折、神話の『常春の国ティルナノグ』の様だと称される。

生活あれこれ

・売買

 買い物は、概ね商店街にて。優秀な錬金保存装置と地上との頻繁な交流によって、生鮮食品を含め常に様々な商品が取り揃えられている。衣食住の悩みは大抵ここで解決する。
 売買は貨幣によって行われる。金貨1枚は100枚の銀貨、銀貨1枚は100枚の銅貨。熟練職人の1日の賃金が銀貨10枚であるため、金貨は日常的には使われない。

・衣

 原則、温暖な気温を想定した厚さと枚数が普通。綿のシャツとズボン(スカート)など。
 但し、ドラグナーたちはメルが呼んだ専門の服飾技師に頼んだり、絵描き(STARSイラストレーター)に自身の肖像画を頼むなどして、個性豊かなファッションを楽しんでいるようだ。
 また、魔法の着色料・薬剤・儀式魔法などにより目・髪・肌の色も自在に変えることができる。

・食

 各自の家での自炊及び、外に食べに出る。商店街には八百屋に肉屋、魚屋、惣菜屋、レストランなどもある。
 集会所には大食堂が併設されており、自炊が面倒なものはそこで済ませることもできる。
 スカイドラグーンでも農業は行われているが、実験的なものであり自給自足には程遠い。スカイドラグーンで必要な食糧は、地上からフロートシップによってもたらされている。

・住

 スカイドラグーンは、13年5月現在、(ドラグナーを合わせて)人口2000人程度。ドラグナーの他にはメルが呼びあつめた一般人100名程度(任意でやってきた大工・料理人・掃除夫など生活のエキスパート)しかいない。子供は極端に少ない(メルは15歳未満のコモンを召集しないし、スカイドラグーンにはAOSがない。特例としてエキスパートの親が、我が子を呼び寄せる場合はある)。
 他に、普通に暮らしているのは大神殿にメルと亀や魚の姿をした精霊、花畑や森に暮らすシフールやその他精霊たちのみ。
 ドラグナー達はその中で住処を見つけ大神殿に申請することで、既に建っている家の中から好きなものに荷物を移し暮らして良いことになっている。1人1軒まで、1軒につき5〜10名までが共同生活する。誰がどこに暮らすかは、ドラグナー同士話し合って平和的に決めること。メルや空亀は特に関与しない。種族として家の造りに不便があるなら、自身の任意で、或いは他の住民や専門の一般人に相談して造り変えるように。
 水はミューズ湖と、そこから流れ出る川、および点々と存在する井戸から。
 また、家々の下にはいつから存在するのか解らない下水があるらしい。その全容は解っていない。

その他あれこれ

・メルとは

 スカイドラグーンの主を名乗る、正体不明の少女である。何の権限があるのかは不明だが、見た目にそぐわない深遠な知識と高い知性を持っていること、亀や魚に似たシーリーが彼女に付き従っていることなどから、少なくとも何らかの特殊な能力を持っていることは間違いない。
 スカイドラグーン内の基本的な指揮権も命令権も、全て彼女が握っているが、彼女はどうやら細かいことには頓着しない性格らしく、その采配はかなり大雑把である。

・未探索のもの

 森の小劇場から奥は全て未探査地域である。魔法の箒など空中からしかその全容は確認できていない。深い森のように草木が生い茂っており、詳細は不明だが、どうやら遺跡のようなものが見えるらしい。
 他にも近いところではミューズ湖に住む魚の種類から森の小劇場の奥で見られる獣の影まで、0013年6月現在、スカイドラグーンは正体が何なのか解らないものばかりである。

悲しみの水瓶

 大神殿には、高さ8メートルほどもある巨大な水瓶が据えられている。この水瓶を、スカイドラグーンの精霊達は『悲しみの水瓶』と呼ぶ。
 この水瓶の水には、地上で起きる様々な悲しみの現場が不鮮明な映像として浮かび上がる。この浮かび上がった映像がいつ、どこで起きる現象なのかは、現在『エストリア・サモナー(Estria Summoner)』だけが読みとることができる。ドラグナー達はこの映像からなる情報を受けて招集され、地上で事件が起きるタイミングに合わせてセブンフォースゲートから現場に急行するのである。
 尚、0013年6月現在、スカイドラグーンはユーロ近辺を周遊しており、悲しみの水瓶に映し出される映像もユーロ周辺のもののみである。

・エストリア・サモナー

「ドラグナーの皆様、どうぞ宜しくお願いします」

 唯一、悲しみの水瓶から情報を読み取ることのできる女性。メルに付き従い、彼女の命を聞いて動いている。
 聡明そうな雰囲気をまとい、落ち着き払っている。何事にも動じない強い精神力を持っているらしく、例え凄惨な事件の映像を目の当たりにしても、常に気の強そうな微笑を崩さない。  情報の読み取りは専用の儀式魔法を使って行っていると言われているが、詳細は不明。
 スカイタートルたち同様、大神殿で暮らしているらしい?
 教会傍の泉で、よくその姿を見ることができる。

セブンフォースゲート

 大神殿の裏手には白色の豪華な門「セブンフォースゲート」がある。
 セブンフォースゲートはいつでも自在に月道(ムーンロード)を開くことができる古代文明の遺跡である。依頼を受けたドラグナー達は月道を通って一瞬で依頼先の地に行くことが出来るのだ。
 セブンフォースゲートには魔法的な自動帰還機能が備わっており、セブンフォースゲートで開いた月道を通った者は竜宮時間で約12時間後にセブンフォースゲートに召還される。よって、帰りの足を気にする必要はない。
 しかしながら、セブンフォースゲートとて万能ではない。次のような制約がある。
・一人につき、一日一往復(行きと帰り)しか使用できない。
・月道を通れるのは門の大きさまでが限界である。
・月道を通って到着できる場所は、使用者の記憶や情報の精度に左右される。よく知っている場所なら問題なく到着できるが、実際に行った事がない場所に不鮮明な映像や情報を頼りに行こうとした場合、希望する場所から1〜100キロ程度離れた場所に到着する可能性が高い。
 なお、これらの制約の他、セブンフォースゲートにはまだ知られていない機能や条件があるらしい。