◆光国少年と
「これは来世の菓子か! ん、うまいっ!」
「ああ、零してますよ光く‥‥光右衛門様」
「む、すまないな!」
場所は江戸、来世人ギルドの中。
もくもくとお菓子を食べながら、来世の行事に賑わう江戸を光国は見渡した。
出入りする来世人の多くが綺麗に彩られた包みを持っていたり、何かを考えながら出て行ったり。
大々的なお菓子配りも行われたという話を聞き、ごくんと飲み込んでから横の来世人に話しかける。
「なあ、ほわいとでいというものはお菓子を食べる催しなのか?」
「そうでもない‥‥ですかねえ」
お茶を頂いていた心志は、まったりしながら自身の記憶を巡る。
様々な想いが交差することもあれば、ほのぼのとした交流の場であることも多くて。
「俺は兄さんたちのお手伝いばっかしてましたね」
「手伝い? 菓子作りか?」
「お菓子を配るお手伝いです」
あんまり一般的なホワイトデーの過ごし方じゃないと思いますけど‥‥! と心志は注釈して。
「それじゃ、実際の来世でのほわいとでいはどんな感じなんだ? お前達はどんな事をしてきたんだ?」
教えてくれっ、と。
光国少年は楽しそうに身を乗り出した。
選択肢
a.来世での話 | b.寛永での話 |
c.おもてなし | z.その他・未選択 |
マスターより
こんにちは、箱根空木です。
ほわいとでい近くになると、店に綺麗なお菓子が並べられて楽しいですね。
今回は光国少年と、ほわいとでいについてお話をする回となります。
自分の思い出を語ったり、現代でのエピソードを語ったり。
光国少年にお菓子を作ってあげたり、ほわいとでいのおもてなしをしても喜ばれるかもしれません。
わいわいとして頂ければ幸いです。
水戸光国世直し旅については、シナリオページの『シナリオって何?』>『特別シナリオについて』の解説をご覧頂ければ幸いです。
役については演じなくても構いません。
それでは、皆様のプレイングを心待ちにしております。
※寛永16年ほわいとでい祭シナリオ
シナリオ結果が、かわら版に反映されます。