気を引き締めるギルドメンバー達。
彼らの様子を見た、サバンナ・キャメロン。
彼女は少しばかり思案して――それから、小さく頷いた。
◆無礼講だぜ鍋パーティー!
サバンナに呼ばれたギルドメンバー達は、ある場所に向かっていた。
とある小さな町の集会所。見た目は小さめの二階建て一軒家。
町の住民は別の避難所へ移動しており、今は無人の建物だ。
その建物に、うっすらと明かりがついている。
ここで何か作戦会議なのか。
明後日に控えた秀吉との戦い。
その戦いを前に、自分たちに何か任務が下されるのか。
緊張の糸を張り、集会所の扉を開ける。
すると、鼻腔を何かの香りがくすぐった。
火と、それから、美味しそうな匂い。
顔を見合わせたギルドメンバー達は、慎重に広間の扉――障子戸を開ける。
現れた広間。広がる畳の上で、折り畳みのテーブルが組み立てられ、その上にはコンロにかけた鍋が置かれている。
サバンナが、色とりどりの野菜とお肉の入った器をテーブルに並べながら、「来ましたね」と微笑む。
理解が追い付かないギルドメンバー達。一人が、彼女に問う。
「えーっと、これは一体?」
「鍋デス。秀吉に挑む前に、英気を養いましょう。緊張してばかりでは、挑む時に実力を発揮できません」
至極真面目な顔でそう言うものだから、ギルドメンバー達としては「はぁ‥‥としか言えない。
しかし、美味しそうな匂いは、知らず知らずに刺激していたらしい。お腹の中から空腹を訴える音がした。
その音を聞いたサバンナは、もう一度微笑み、手招きした。
「さぁ、どうぞ。具材はいっぱいありマス。もちろん、ご飯もデス。皆さんで一緒に食べましょう」
サバンナに誘われるまま、ギルドメンバー達は席につく。
野菜類、肉類、煮え始めている鍋。締めに使えそうなごはんやうどんもある。
飲み物も、お茶やお酒が用意されている。
思い思いにグラスを持ち、飲み物を注ぐ。
そして、取り分け用の皿を持って、鍋へとおたまを近づけた。
選択肢
a.食べるのに専念 | b.芸をする |
c.意気込みを語る | z.その他・未選択 |
マスターより
現代に帰ってきた来世人達、寛永から来た大和人達が、現代で鍋パーティーしようぜ!
という感じのお話です。
要は、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎしようぜって事なので、お気軽にどうぞ!
基本的な食べ物は現代の為、色々とそろっております。
なので、改めて持ち込まなくても大丈夫です。
そもそも、サバンナが鍋パーティーするって先に言ってから呼んでませんでしたからね‥‥。
※決戦前シナリオ企画
本企画は「巨大秀吉に挑む直前」または「現代へ向かうポータルをくぐる直前」といった時期のエピソードを扱うものです。
大事な時の直前の、あなたの姿をプレイングしてください。