新たな里を作ろう

担当留菜マナ
出発2023/06/24
種類イベント 冒険(他)
結果大成功
MVPケイナ・エクレール(da1988)
準MVPルル・ブランシュ(da2254)
ムーン・シャドウ(da2079)

オープニング


 あの最終決戦を終えてから数日後、人々は温かな平穏の日々を謳歌していた。
 柔らかな花々の彩はこれから訪れる楽しくて幸せな時間を予感させる。
 陽の光が降り注ぐローレックの街並み。 
 その日、ハウンド達はハウンドギルドで新たな依頼を確認しながら穏やかに過ごしていた。
 そんな和気藹々とした雰囲気とは裏腹に、エルーカ・エルルカは慌ただしい様子で駆け寄ってくる。

登場キャラ

リプレイ


「ふむふむ、ヴァンパネーロとメロウの里を創設するとは」
 ミニーは夏の陽射しを浴びたオックス湖のほとりを見渡した。
「良きかな良きかな。みんなで安心できる場所があれば、安心して子育てできるし、文化だって発展できる」
 今はまだ想像の中でしかないその光景を、ミニーは心に描く。
「メロウが一大勢力になれば、バカやる奴も減るだろうしね。頑張って良い里にしないとねー」
「同胞の為なら力を尽くさないとねッ!!」
 ミニーの意思に呼応するように、アクアは開拓の意欲を強めた。
「此処まで来ましたのね」
 ローザは今までの出来事を呼び起こす。
「メロウも迫害されてきましたし、ヴァンパネーロは言わずもがな。それでも安心できる場所ができるのは良いことですわ」
 咲き誇る野花。満ちる水の香りが、彼女の意思を伝える。
「私自身はある人のおそばにいますのでこの里には定住できませんが、いざとなれば助けに来ますわ」
 ローザは確かな想いを言葉に乗せた。
「オックス湖のほとり……」
 ラーラは目の前の光景にただただ目を見張る。
「わたしの行先は、あの人次第ですけど……。里ができるのは良いなあって思います」
 聖獣ベビィシムルと共に、ラーラは想いを馳せた。
「里作りだー! ボクの出番だー! 頑張るぞー!」
 剣先スコップを手にしたキャサリンはやる気を漲らせる。
「ヴァンパネーロとメロウの里のために全力を尽くすよ。ボクの腕の見せ所だしね」
 キャサリンはまず測量して里の土地の状態や水はけが悪いところがないか調べ始めた。
「私も、地形調査を……」
 ラーラも周囲を観察して土地の状態を調べる。どこに道を配置するのがいいのか、建設に適した所。さらに植物を育てやすい環境の場所をメモしていく。そして、土地の性質を仲間と共有する。
 キャサリンはその情報をもとに測量作業を終えると、次はビッグスカイを具現化させた。
 ビッグスカイの能力を駆使して里の整地作業を効率的に行うためだ。
「なかなかに大変な事をしておるのう」
 そこにケイナが歩み寄った。彼女の側には聖獣ユニコーンが付き添っている。
「うちの狩猟団にもヴァンパネーロやメロウもいる故、手伝うのに吝かではないのじゃ。少しはその役に立てると良いのう」
 そう告げたケイナの側にはシーマレナが付き添っていた。
「しかし、お主ら、わしについて来てばかりじゃのう」
「流石に世界最高の癒し手の一人をふらふら歩かせられないからね。誘拐でもされたら大変だからね。護衛として動くことにするよ」
「私もケイさんの護衛をするわ。ケイさんの存在はこれからの未来にも必要だからね」
 ケイナの抱いた疑問に、シーマとレナは当然とばかりに応えた。
「皆で里作りなのー」
「メロウやヴァンパネーロのみんなの里……。安心して暮らせるようにね♪」
 エルーカが紡いだ想いに、ユナは包み込むように応える。
「力仕事とかいろいろするよ♪ メロウやヴァンパネーロみんなの里だからねっ☆」
「頑張るのなのー」
 二人は木材を運びながら、これから始まる里作りの賑わいを弾むような気持ちで聞いていた。
「里の創設か」
「お手伝いにきました!! 里の平和はあたしたちが守る!!」
 そこに里の警備をしていたエクスと弟子のキョンが訪れる。
 この土地には続々とヴァンパネーロとメロウ達が集まってきていた。彼らに危害を及ぼす輩が現れるかもしれない。そう踏まえて周辺の警戒に当たっていたのだ。
 やがて、その危惧は後日、思いがけない事で形になった。

 土壌の改善、環境の整備に数日を費やした後、本格的に里の建設が開始される事になった。
「あたしは里の防衛面での企画、建設をするつもりだよ」
 里の防衛方面を担当するのはルルだ。
 里の名前は彼女の提案が通り、オックスフォードになっている。
 ルルはしばらくの間、ウーディア地方へと足を運んでいた。
 目的は父親との関係修復と里の建設へのアドバイスを貰うためだ。
 ルルがそう思い至ったきっかけはあの日、夢の中で抱いた疑問だった。
(このままで良くないわね。あたしは諦めが悪いの)
 ルルは父親と向き合う意思を固める。そして、父親の館へと足を運んだ。
 思いは一つ。家族とのわだかまりを改めるために。
 やがて、彼女の想いは実を結ぶ。父親と和解し、里作りの支援をしてもらえる事になったのだ。
 集まった皆は早速、里の建設の作業の話に移る。
「誰でも入れる大きなバラ園があったらいいなって思うんですけど……」
 ラーラはふわりと想いを膨らませた。
「一緒にバラの育種や栽培の研究所や学校も作って、あとバラの加工品を作る所もあれば、皆楽しめるかも?」
「ラーラさん、素敵ですね」
 ラーラの提案に、ルルは表情を綻ばせる。
「ルルさんは……?」
「うーん、そうねぇ」
 ルルは里に何らかの危機や有事が起こった場合を考えて、木製の防護壁と衛兵の詰め所、里の長の住む屋敷――邸宅を作る事を提案した。
 屋敷の広間は様々な案件を裁く所や里の議会を開く場所にもなる。そして里に住む者達の中から里の長と部下、衛兵達を決めたらどうかと告げる。
「わしは里の民家を主に作るつもりじゃ」
 一方、里の建物の設計、建設に携わる意思を示したのはダリルだ。
 剛直で信義を重んじる彼はルルと行動を共にする仲間として、そして部下として里の建設に携わっている。二人の近くには頑強な鎧を纏った二頭の馬が控えていた。
 ダリルは皆の意見を取り入れながら里の建物の配置を決めていった。そして段取りを立てると、皆で里の建設作業を開始する。
「こういうクリエイティブな作業は未来の発明家に任せなさーい」
 そう宣言すると、街で借りてきた大工道具を用いて作業を行っていく。
 意気込むキャサリンの横で、木材を運搬していたソーレは感じ入ったように土地を見やる。そして木材を切り分け、建設作業に携わっていく。
「頑張って良い里をみんなで作ろう!」
「ああ、頑張ろう」
 キャサリンの鼓舞に、ソーレは柔らかな表情で応える。
「包帯の巻き方、難しいばい」
「どれ、見せてみるのじゃ」
 ケイナは里に移住する者達に怪我人の治療や医療の知識を教えていた。
 彼女の本業は優れた医者にして神官だ。
 さらに狩りや農業の仕方、薬草の採取の知識も伝授していく。
「他の種族におんぶにだっこもいかんのじゃ。特産品を作って経済的な自立も必要じゃぞ」
 卓越した知識を披露するケイナの周りには既に多くの人だかりができている。
 彼女が語るその経験は里の創設に十分役立つものだった。
「特産品ね。湖は魚が豊富だよね。湖で獲れる魚とかを使った料理を作るのもいいよね」
 そう思案したレナは聖獣ドラケイを連れ添っている。
「色々な作物を育てるのも楽しそうだよね。こういう交流って楽しいよね」
 彼女の視線の先にはケイナの説明を受けながら畑を耕している者達の姿が見受けられた。いずれ農作物を収穫できる時期が訪れるだろう。
「私は歌を通じて仲良くなれそうだね」
 シーマは湖のほとりで歌を紡いでいるヴァンパネーロとメロウ達に目を向ける。
「ケイさんの授業を聞くのも良い勉強になりそうだね。私が出来そうなのは狩りくらいだけどね」
 博識なケイナの弁に、シーマは静かに耳を傾けた。
 さらに数日が流れる。
「里の警備は私達が引き受ける」
 エクスは里を守る勇者として、里の警備をキョンと共に務めてきた。
 時には魔物の襲撃を退けたり、移住に来たヴァンパネーロやメロウを迎えに行った。
(あれ? リリアさん達がいない?)
 里まで案内していたキョンがふと感じた違和感。いつの間にか数人のメロウ達の姿が何処にも見当たらないのだ。
「師匠、大変ですー!」
 いち早く異変に気づいたキョンは事の次第をエクス達に伝えた。

 メロウの誘拐事件。
 後に里でそう語り継がれる事件を追ううちに、エクス達は誘拐犯の背後に悪徳貴族がいる事を突き止める。
「拠点の戦闘は頼りにしてくれて構わないよ」
「リリアさん、すぐに助けに行くからね」
 そう応えたシーマとレナ達の加勢を得たエクス達は悪徳貴族の拠点に乗り込んだ。そして、囚われていたリリア達を助け出す事に成功する。
 思わぬ状況に黒幕の悪徳貴族が狼狽えるが、完膚なきまでに皆は猛撃を叩き込んだ。
 拘束した悪徳貴族を背景に、レーヴァティンを手にしたエクスはキョンと向き合う。
「キョン、私のレーヴァティンを授ける」
「はい、師匠!」
 エクスの導きと共に、キョンはレーヴァティンを受け取った。
 それは勇者として一人前と認められた証。
「エルーカちゃん、師匠から聖剣を授かりましたよ! これで一人前の勇者です。あたしパドマだけど」
「キョンさん、すごーい」
「すごいのなのー」
 キョンはユナとエルーカに見せて喜びを分かち合った。
「ヴァンパネーロさん達も狙われる可能性が高いね。警備態勢を強化する必要がありそうだね」
 レナは更なる襲撃者の来訪を警戒する。
 それから数日後、里でローレックの街の住民との交流を目的としたお祭りが開催される事になった。
「自慢の芸で今こそ楽しませるとき!」
 ミニーは今まで培ってきた芸を披露するために、持参した手品セットへと目を向ける。
 最初に披露したのはサティスの水瓶を用いた手品。
 歓声が一気に爆発し、割れんばかりの拍手が巻き起こった。
 さらにミニーは様々な演目を披露していく。その華麗な芸の数々に、次々と歓喜に満ちた歓声が上がった。
「メロウの認識が改まってきているけど、未だにメロウを狙うコモンがいるのは、私たちメロウが同じように心を持ち交流できることを知らないのも大きいと思うのよね」
「うちもそう思うばい」
 アクアはリリアと一緒に里を巡っていく。通り過ぎる人々の声には何の隔たりも存在しない。
 彼女達は確かな温もりと共に心地よさを感じていた。
「海にいた頃は地元の漁師と拳で語り合ってきたけど、これからは親愛の時代」
 アクアはアクアリュートを構えると演奏を披露する。
 紡がれる歌はリリアから聞かされたロマンスを題材にしたもの。
 この歌は優しく強きドラゴンである彼に届いただろうか。
 ただ願う。
 その胸に恋慕の想いを抱きながら、アクアは大切な彼を思い浮かべた。

 さらに数日が流れて、ユナは皆と一緒にオックス湖で釣りを楽しんでいた。
「ここで釣りましょう」
「たくさん釣るのなのー」
 キョンとエルーカは魚がいそうなポイントを見当つけると釣り糸を垂らす。
「ユナがヌシを釣るんだから☆」
 そう意気込んだユナの釣り竿が大きく揺れ動いた。引きの強い明らかに並大抵ではない獲物。
「つっ……強すぎるぅーー!」
 ユナはそのまま釣り竿ごとヌシに引きずられていく。
 ヌシの猛威の前には為す術もない。ユナは泣き叫びながら湖の上を疾風怒涛の勢いで引きずられる状態に陥っていた。
「ユナさん!」
「フライの魔法で空から……あー、ヌシが怒ったー!?」
 次第にエルーカとキョンが大騒ぎしながら追いかける事態に発展していく。
 ユナ達とヌシの熱い駆け引きはしばらくの間、続いたのだった。


 さらに季節が巡って秋が訪れる。
 アレックスムーンは活気溢れるローレックの街を巡っていた。
「里に定住することを決めたのを機にムーンとの伴侶としての手続きを済ませたが、我々もいずれ人に戻り子を為すか」
 アレックスはいずれ訪れる未来に想いを馳せる。
「ゆかい人間が真人間になる日は来るのかしら?」
 隣を歩くムーンもまた、来る未来に疑問を抱く。
「ガルバの消失と共に姿を晦ませたバーヴァン残党が気がかりだが、連中もいずれは人となるのか」
 アレックスは懸念材料であるバーヴァン達の動向に着目する。
「今しばらくは警戒は解けまい」
 アレックスは気を張るとムーンと共にハウンドギルドへと足を運んだ。そこで二人はギルド員から手紙を受け取る。
「里の噂を聞いたんでそちらに向かいます。久しぶりに会いましょう。……誰だっけ?」
 ハウンドギルドを通して届いた手紙。
 しかし、差出人に心当たりがないムーンは不思議そうに首を傾げる。
「同胞の名だ」
「あら……? 遥か昔に離れ離れになった同胞ね」
 差出人を見たアレックスから同胞の名前だと言われた事で、ムーンは手紙の送り主の事を思い出す。
 それはハウンドに参加しなかった同胞達からの手紙で、これから里に移住する事を伝える報せだった。
「同胞達の出迎えに行くか」
「そうね」
 アレックスとムーンは互いに頷くと同胞達の迎えに出向いた。
「アレックス、ムーン!」
「久方ぶりだ」
「久しぶりね」
 アレックスとムーンは里の移住に来た同胞達との再会を喜ぶ。
 同胞達と楽しく語り合いながら、ムーンは不意に義弟から恋人になったアレックスと生涯の伴侶としての手続きを済ました日の事を思い起こす。
 ムーンはアレックスを見つめる。
 いつかの想い。その全てを抱き集め、今はこの瞬間のために。
(私がアレックスと結婚したと話したら驚くわね)
 同胞達が驚愕するその光景を想像して、ムーンは表情を綻ばせた。

(里に移住する方々が増えてきたのじゃ)
 その頃、建設作業の効率化を考えて、ダリルは独りパイプを燻らせていた。
 そこに木材を運搬していたソーレが通りかかった。
「お若いの、バラ園も手伝うのじゃ」
「ああ、任せてくれ」
 ダリルの指示に、ソーレはバラ園予定地へと向かう。
 大きなバラ園を作るにあたり、植えられたバラの苗は多岐に渡るものだった。
「バラ園の完成、楽しみですね……」
 ラーラは夏の時期に皆と共に植え付け作業を進めている。皆と一緒に世話をして、季節毎に追肥をしていた。
 キャサリンは手際良く、皆と共にバラ園に必要な柵などの設置作業を行っている。
「料理は得意だ、まかないは任せてくれ♪」
 ソーレは皆の食事作りを担当していた。里の創設に関わっている皆のために料理の腕を振るう。
「この料理、おいしい〜。エルーカちゃんとキョンさんも」
「ありがとうなのー」
「よーし、食べるぞー!」
 ユナ達は元気溌剌に食事を楽しむ。
 集まった皆はソーレが作った料理を心行くまで満喫していった。
「ソーレ先輩、里の平和はあたし達が守りますよ」
「ああ、よろしく」
 頼もしいキョンの宣言に、ソーレは頷いた。

 さらに数日が過ぎて、里では収穫祭が行われていた。
「さあさあ、ミニーの愉快な芸を見てってね!」
 気合い十分のミニーは収穫祭に訪れた人達に呼びかける。
 今回、披露したのは水の代わりに魔法の鎧に秘められた魔力を使って輝く水の剣を生成する――ローレライを応用した水芸だ。
「次は手品を披露するわね」
 ミニーの口上に観客達の熱が伝播する。
 次々と披露されていく手品。いつの間にか、多くの人達が足を止めてミニーの芸の数々に注目していた。
「すごいすごい!」
 収穫祭に訪れた子供達がミニーの芸を見て弾むような声を上げる。
「伊達に芸人やってない!」
 ミニーの力強い声も相まって、その一帯は熱気の様相を呈していた。
「収穫祭、楽しんで下さいね」
 レナ達によってテーブルに並べられたのは湖で獲れた魚を使った里の特産品の料理、そして濃厚な肉料理。
 狩りの心得のあるケイナとシーマが里の者達に教授しながら獲物を調達してきたのだ。

 さらに季節が巡って雪が舞う冬の夜、里でクリスマスパーティーが開催された。
 里の創設は大分進んでいる。ダリル達によって建てられた家は多くの里の者達が暮らしていた。未完成の施設もきっと数年後には賑わいを見せているだろう。
「メリークリスマス!」
「よし、飾り付けをしましょう!」
「聖夜なのー」
 ユナ達は里をクリスマスの装飾に染めていく。
 そんな温かな雰囲気を肌で感じ取ったのか、里の者達も次々とユナ達のもとにやって一緒に飾り付けを楽しむ。
「里はクリスマス一色になったな」
 ソーレは里の温もりを感じたまま、皆がいる場所へと足を向ける。
「春になったら、皆で出かけるのもありだな」
「そうですわね」
 ソーレの言に呼応するように、ローザは微笑ましく里の賑わいを眺めていた。

 季節はさらに過ぎて温かな春の訪れがやってくる。皆でお花見をする案が上がっていた時、里の存続を揺るがす大事件が勃発した。
「大変ですわ!」
 その日、ローザが危急を告げる報せを伝えてきた。
「どうした?」
「メロウを求めてやってきた集団が里を攻めようとしていますわ」
 エクスの問いに、ローザは現状を語る。
 メロウの肉を求めてやってきた集団が里を包囲しつつあった。その数は大多数。
 ただ、里の防衛方面を担当していたルル達が築き上げた堅牢な守りがあるため、敵も容易には攻められない。
 物量戦で攻めてきた敵に、ローザ達は衛兵達と分担して里を防衛する事となった。
 やがて、ハウンド達の八面六臂の活躍により里を包囲していた襲撃犯達は次々と蹴散らされ、捕縛されていった。
「里ができて、国が直接メロウを管理すればもうメロウの肉が手に入らなくなる。なら、まだ建設途中のうちに、と……」
「どうやら何者かに指示されたようだな」
 エクスは襲撃犯の一人が語った事実を重く受け止める。
 ハウンド達は捕らえた襲撃犯の証言から黒幕を割り出し、芋ずる式に今回の大襲撃を目論んだ悪徳貴族達までたどり着く事ができた。
「悪徳貴族達を一斉検挙できたのが幸いですわ。コレで暫く安心でしょう」
「皆で協力してこれからも里を守ろうね」
 ローザの想いに呼応するように、レナは魔法の杖を構えた。

「ユナ、いろいろドジもあるけど、みんなとずっと笑っていたいな♪」
 ユナは切に願う。
「だから、これからも大切なみんなを護ります!」
 暖かな日差し。この瞳に映る皆が春の温もりのように感じられて。
「だから……みんなもユナを護ってねっ!」
「護るのなのー」
「絶対に護りますよ!」
 ユナ達は並んで空の果てを見つめる。風が吹き、ふわりと桜の花びらが舞い踊った。
「綺麗ですわね」
 ローザは花びらが舞う空を見上げた。
 里で皆と一緒にお花見をする。それは本当に小さな、けれど確かな幸せ。
 それも全て、痛みと願いの果てに辿り着いたもの。

 オックスフォード、里の未来を導く名前。
 皆は歩き出す。思い出の向こうにある、新しい出会いのために――。



 7

参加者

a.建設なら任せろー!
キャサリン・モロアッチ(da0421)
♀ 22歳 ライトエルフ マイスター 風
c.メロウやヴァンパネーロのみんなの里…。安心して暮らせるようにね♪
ユナ・プリセツカヤ(da0671)
♀ 20歳 人間 ヴォルセルク 陽
a.よろしくお願いします。
ソーレ・スクード(da1213)
♂ 25歳 人間 ヴォルセルク 火
b.メロウの誘拐事件は大きな出来事だったな。
エクス・カイザー(da1679)
♂ 30歳 人間 ヴォルセルク 火
c.交流して色々な知識を与えるのじゃ。
ケイナ・エクレール(da1988)
♀ 30歳 人間 カムイ 火
b.お手伝いにきました!! 里の平和はあたしたちが守る!!
キョン・シー(da2057)
♀ 22歳 人間 パドマ 風
b.ゆかい人間が真人間になる日は来るのかしら?
ムーン・シャドウ(da2079)
♀ ?歳 ヴァンパネーロ カムイ 月
b.同胞からの手紙が届いたので、ムーンと出迎えに行くか。
アレックス・ブラック(da2081)
♂ ?歳 ヴァンパネーロ ヴォルセルク 陽
a.誰でも入れる大きなバラ園があったらいいなって思うんですけど…。
ラーラ・ヒューイット(da2137)
♀ ?歳 ヴァンパネーロ パドマ 月
b.悪徳貴族の最後の大襲撃は大変でしたわね。
ローザ・アリンガム(da2138)
♀ ?歳 ヴァンパネーロ ヴォルセルク 風
c.ケイさんの護衛を通じて交流するよ。
シーマ・アルテタ(da2139)
♀ ?歳 ヴァンパネーロ ヴォルセルク 月
c.同胞の為なら力を尽くさないとねッ!!
アクア・パッツア(da2185)
♀ 17歳 メロウ ヴォルセルク 水
c.ケイさんの護衛と交流だよ。
レナ・アルディーティ(da2188)
♀ 19歳 メロウ パドマ 水
c.自慢の芸で今こそ楽しませるとき!
ミニー・マンフレディ(da2235)
♀ 19歳 メロウ ヴォルセルク 水
a.あたしは里の防衛面での企画・建設をするつもりだよ。
ルル・ブランシュ(da2254)
♀ 25歳 人間 マイスター 月
a.里の民家を主に作るつもりじゃ。
ダリル・ダンカン(da2260)
♂ 50歳 ドワーフ ヴォルセルク 地
 里の名前を募集しているみたいなのー。
エルーカ・エルルカ(dz0054)
♀ 18歳 人間 カムイ 月


新たな里を夢見て

里の未来の話をしよう――。