オープニング
◆これまでのあらすじ
ギルドの研究者の進言に従い、新魔法獲得のためサンドラの地下遺跡を訪れたあなたがたハウンド達。
その遺跡は最近発見されたものだ。陽の精霊の力が強く、陽属性に関係した魔法のヒントがあるはず、と目されていた。
遺跡探索はなかばまで問題なく進んだ。大きな脅威もなかった。しかし強い魔力が全体を支配していた。
油断するなよ――と言っても、人はどこかで油断してしまうものだ。そして――ああしまった――ハウンド一行は、来た道がトラップにより閉ざされ、出口のない広間に閉じ込められたことを悟るのだった――
◆ヘッチとはなんぞや
「まいったなあ。閉じ込められちゃったけど‥‥まさかこのまま死ぬなんてことはないよな‥‥?」
マレマロは顔を青くして――もとい、もともと青い顔をちょっと白っぽくしながら言った。
入口は頑丈な岩で塞がれている。見れば、さらに奥へと進む通路に繋がっていそうな部分もあるのだが、そこも同じく岩壁で塞がれていた。
「きっと、壁を開けるカラクリがあるんだろうけど、うーん」
そういうのは苦手なマレマロ。と、ふいに、ささやきが聞こえてきた。
「な、なんだこの声‥‥まるで頭の中から聞こえてくるような‥‥」
――‥‥チ‥‥ヨ‥‥チ‥‥セヨ‥‥
「んん? なんて言ってるんだ‥‥?」
――‥‥ヘッチ‥‥セヨ‥‥ヘッチ‥‥セヨ‥‥
「‥‥ヘッチ?」
そのささやきは、頭に直接届けられているかのようだった。コモン語ではなく、なにか古臭い未知の言語のようだが、なぜか意味として頭が理解しているようだ。
しかし‥‥ヘッチ、に相当するコモン語とは?
「ヘッチを‥‥するのです‥‥」
今度は、さっきの声ではなかった。直接の声だ。幼げで中性的な声。マレマロが顔を上げると、いつの間にか部屋の中央に、光る玉が浮かんでいた。
「あんた‥‥誰?」
「ワタシは‥‥陽の精霊、メイフェ‥‥あなたたちが心配で‥‥ついてきました‥‥」
どうやらもともと、この遺跡のそばにいたのだが、見知らぬ連中が入ってきたため、心配になってついてきていたらしい。
「みなさんが‥‥ヘッチをすれば‥‥扉は開きます‥‥ヘッチをしてください‥‥」
「なるほど、ヘッチすればいいんだな! ‥‥で、ヘッチって、何?」
「それは‥‥ワタシにもわかりません‥‥でも、ヘッチしないと‥‥閉じ込められたまま‥‥という仕掛けみたいです‥‥」
そうこうしている間も、メイフェの声とは別に、「ヘッチセヨ」の指令が脳に届き続ける――実はこの魔法的テレパシーには精神誘導効果もあり、その声を聞いた「ヒューマン・エルフ・カーシー・ドワーフ・パラ」は、心の底から「ヘッチがしたい」と思うようになりつつあった。
マレマロはキティドラゴンなので、テレパシーは「聞こえるだけ」なのだが(シフールやほとんどのペットも同様だろう)、そうでない者は、今まさにヘッチ欲が高まりつつあった。
「よーし、ヘッチしなきゃ! って、だからナニをすればいいのさ!?」
「みなさんが思う‥‥ヘッチをするのです‥‥それをヘッチと信じれば‥‥それがヘッチなのです‥‥ヘッチの形は、人それぞれ‥‥たぶん‥‥きっと‥‥」
メイフェのありがたいアドバイスに、今は従うしかなさそうだ。
とにかく、「己の信じるヘッチ」なるものを実行するのだ。迷わずやろう、やればわかるさ。
選択肢
a.ヘ‥エッチか!? | b.ヘッチ‥って? |
c.ヘッチたーのしー | z.その他・未選択 |
マスターより
北野旅人です。
なんかドイヒーなシナリオやりたい欲ありきでこんなの作りました。ごめんね!
成功すれば、陽属性のマイスター魔法が得られますよ。やるしかないな。
整理すると、この部屋は「各々がヘッチと思うことをする」と道が開けるようです。
ヘッチがなんなのか、はキャラ次第です。
そして「ヒューマン・エルフ・カーシー・ドワーフ・パラ」は、各々が考えるヘッチをしたくて仕方なくなってきます。
選択肢aは、「なんてこった、アレのことか!」と思っちゃった人用です。
選択肢bは、ピンとこないままか、ナナメ上の発想をした人用です。
選択肢cは、シフールやキティドラゴン用でしょうねきっとw
なお、プレイングで書かない限り、キャラ崩壊させたり、望まぬセクハラを受けさせるつもりはMSにはありません。うまくマスタリングします。
逆に、「※OK」とか「覚悟完了」とか書いておくと、どうなっても知りませんです。
ギャグになるか、セクシーになるかは参加者次第‥‥ご参加をお待ちしております。
※【SubEpisode07】新魔法を獲得せよ 関連シナリオ
シナリオの成功等により新魔法が実装されます。
登場キャラ
◆ヘッチとはどんなプレイぞなもし
ヘッチ、とはなんなのか――よくわからない
ユミル・エクレールであったが、今はどういうわけか、それが人生最大のテーマであるかのように感じられつつあった。
ヘッチ、セヨ、ヘッチ、セヨ、ヘッチ、セヨ――なぜかしたくなる、するのもやぶさかではない、むしろせざるを得ない。そう高ぶるコモンらだが、しかし、その、ヘッチとは、いったい、なんなのさ?
「ヘッチ‥‥ヘタレのことかのう?」
ケイナ・エクレールがぼそりと言うと、
フラールは「へたれー?」と首をかしげた。
「へ、ヘッチですか? 今、僕が装備してるガーゴイルじゃなくて‥‥?」
コニー・バインは、ヘッジホッグと銘打たれるガーゴイルの、変形した鎧をまとっていた。全身トゲトゲのそれは、見ようによってはヒワイな鎧と言えるだろう‥‥一万人に一人のエロスマンなら、あるいは。
「つまりヘッチとは「ヘッチャー!」が「ヘッチョワー!」してというアレですね、たぶん」
ナイン・ルーラが核心的なことを言ったようだが、合間合間に
マレマロが謎の素振り&掛け声をしてたので皆には聞こえなかった。
「まぁアレか、謎解きやろけど、ここはあえて色々探りたいやんな!」
フレグス・カヴィンが意気込んでそう言うと、ケイナは憐れむような目でフレグスを見て。
「うむ、ヘッチとはまさに、フレグス君のことじゃな」
「へっ? それはどういう‥‥」
「エロい癖にそれを隠すむっつり君の事じゃよ。お姉さんは良く解っているぞ若人達よ」
「むっつりとはなんやねん! なんか誤解されてるちゅうか見下されてるちゅうかそんな気もするけど、つまりやな、む~ん‥‥」
フレグスは雑念を払い、頭に届く声に集中する――ヘッチ、と聞こえるこれは、古代語なのか、方言なのか、注意深く検討するために。
「‥‥先入観の罠もあるかもしれんのぅ。精霊や動物語とか‥‥属性には確か閃き素材もあるし試されとるんやろか‥‥まっ、皆さんの諸々も気になるし色々楽しみましょ!」
「皆さんでモロモロ‥‥それって、2人プレイじゃないって意味でしょうか」
パオラ・ビュネルの唐突な問いに、フレグスは「プレイ?」と首をかしげる。
「ハッ、まさか、3人プレイとか最大10人同時プレイとかじゃないですよね!?」
「パオラさん、いきなりそれは私でもキビシーので、まずは少人数から体を慣らしていくべきじゃないかと」
ナインがそう言うと、ケイナはニヤリと笑い、そして
グランドは、アチャーという顔を手で覆うと。
「ヘッチねえ‥‥名前かと思ったが‥‥みんなのこの慌てようで思い出したかも‥‥むかし傭兵団にいた仲間がすんごいカッコしたねーちゃんと宿への部屋で何かやっていた事をそんな名前で呼んでいたが‥‥あれってエッチっていわなかったっけ。まあ何かコモンにとって重要だが恥ずかしいことらしいので深くは触れなかったが‥‥それが必要か‥‥なんだかいやな予感がする」
そしてグラントは、直後に見てしまった――コモンにとって重要で、恥ずかしい、その行為を‥‥!
「お、おい、よせパメラ!」
ああ、なんという姿か‥‥パメラは、両手を、ひたいを、地面につけ、小刻みに体を震わせているではないか。
それを見たフレグスは。
「あ、あれはグリーヴァにおける伝説の最上級屈辱、DOGEZA‥‥!?」
「知っているのかフレグス!?」
ユミルは大仰に驚いてみせたが、実際のところはよくわかっていない。
で、肝心のパメラは、違う違うと首を振ると、魔法の羊皮紙にさらさらと文字を書き。
『ヘッチ ヘッドを地 つまり頭を地につけて祈れと』
「あ、祈り、だったんですか‥‥まぎらわしい。てっきりそういうプレイかと」
パオラが軽く失言すると、
『昔は私、頭を地につけて謝ってる人の頭を踏むのが好』
パメラも失言ならぬ失筆をするや、そこをガシガシとインクで塗り潰し。
『まぁ、昔の事は昔の事ですし、いき過ぎた末路が喉ですからね』
「い、いったいどんな凄まじいプレイを‥‥さておき、それはヘッチではないような気がしますけど」
パオラがおそるおそる言うと、パメラは、背中を見せるポーズから、180度回転、仰向けになり、チラリとヘソ出しを行う。
「あれ、おへそー?」
フラールがにこにこ覗き込む。パメラは顔を赤らめつつ、
『ヘッチ なので ヘソをタッチ? OK』
と記すと、ケイナはそんなパメラに、妖艶に覆いかぶさり。
「いい覚悟ぞ、せくすぃなお姉さんが色々教えてやるのじゃ‥‥もっともわしの手にかかれば、おへそ程度ではすまぬがな‥‥」
「‥‥? ‥‥!? ‥‥〇△□♀×♀~!?」
パメラが声にならない叫びを訴え、それが、ヘッチタイムの引き金となった!
「おいおい、落ち着けって、オイ!」
グラントの必死の訴えは、もはや彼等には届かない!
◆18禁の章
紹介が遅れたが、ここでパメラについて触れておく。
彼女は声を出せない人間だ。ゆえに先ほどから、筆談をしていたわけだ。
で、声が出せないものだから、当然、ケイナに『イロイロ教えられて』も、声ひとつあげることはない――ただし、その身動きや表情を見れば、わかる人には、もちろん、わかる。
パオラも、その意味が痛いほどよくわかった。そして、新魔法獲得のためには(あるいは胸を支配するこの衝動に従い)、自分もそれをしなければいけないことも。
「ここに、なぜか毛布が‥‥」
パオラはそれを地面に敷くと、そこに横たわり、フレグスを仰ぎ見た。
「ず、ずいぶん都合よく毛布があったもんやな‥‥って、待て待って待てって待て!」
フレグスの目の前で、パオラは上着を脱ぎ、スカートを脱ぎ、肌着をさらけ出し、そしてさらに‥‥
「ひ、他人様にお見せできるものではありませんが‥‥そ、そんなに見ないでください‥‥」
「そ、そない言われても‥‥自分で脱いだやん‥‥」
「こんな私がお役に立てるのは、このくらいしかないから‥‥や‥‥やさしく、シてくださいね?」
「ぬああああ!」
フレグスは頭をぼりぼり掻く――飛び掛からんとする自分と、そりゃいかんとする自分がせめぎ合う。
「待て待てパオラさんはエルフで異種族なわけでまぁ見た目はほぼヒューマンだから男のヒューマンよりはひょっとしてマシかもというかいやいやそうじゃなくてこの衝動は仕組まれたものででも従わないといけないわけでヘッチとはヘッチとはヘッチャッチャッチャ‥‥」
「こんな処でんなことされてたまるかぁ!」
グラントはおもむろにパオラの胸に飛びつき、露出を押さえた。それを見たマレマロも「こうか?」と下半身の前に立ち塞がって皆からの視線を遮った。
「ふー、あぶな‥‥うわあ!?」
が、フレグスは見てしまった――さらに過激な真似をするカップルを!
不幸中の幸い、という表現が的確かどうか、はさておき――ナインとコニーは、もともと恋人同士であった。
「人前でアレするのはアレなのですが、本番まで行かなくてもヘッチした事にはなりますわね、きっと」
ナインは高まる衝動を感じつつも、その思考、対処への道を探る頭脳は冷静であった。
そして、その冷静さこそが、障害だという結論に達した。
「シラフでこんなことするよりは、いっそ我を失ったほうがいいでしょう。ということで、ハイ」
ナインは酒をコニーにふるまい、自分も飲む。
「い、いいのかなぁ飲んでしまって‥‥ぶふっ、強ッ!」
「そりゃそうですよ、スピリットキラー、ダークドワーフも撃沈の激ヤバ錬金酒ですもの。すぐに獣になれます」
「ごぼゅ、ごぼゅ」
いやがるコニーの喉に無理やり酒を流し込み、自分もごくごくと呷り、飲み干す。すぐに目の前がグラグラ、まともな思考などできなくなる。
「うー、こんなこともあろうかと毛布を2枚も‥‥さあコニー君、カモン」
「ちょ、ちょっと待って、まだ心の準備が‥‥」
「何を言うの、カラダは正直じゃない‥‥」
「こ、こんな人前でそんな‥‥」
「毛布の中なら見えない見えない」
「さ、酒と魔法の力でこんなこと、あんまりよくないような気がちょっとするというかなんというか」
「よいではないか、よいではないか。私のXの位置を知る仲じゃないの☆」
ちょっとヘッチなところに刺青を入れてるんだけど、場所は本人かコニーに聞いてください。
「声も、動きも‥‥アカンやつや‥‥」
フレグスの目の前では、2枚の毛布が絡み合い、中のコニーとナインの動きに合わせ、まるでラージウォームのごとくうねりまくっていた。
「あ、顔がまろび出た‥‥うわっ、白目向いてるぞ!?」
愕然とするユミルに、フレグスは「いや、ムーンドラゴンのグラスで目の色変えてるだけやな」と解説。
「でも、みんなを見てると、私もなんか、うずうずしてきた‥‥」
ユミルも顔が紅潮し、目がうるんでくる。
「も、もう自分を抑えられな‥‥へ、へ‥‥ヘックション!」
◆ヘッチ総仕上げ
突然の強烈なくしゃみに、フレグスは「ウワー」と吹き飛ばされた。
「あはははは、へっちだいせいこう~!」
大笑いしているのはフラールだ。
「くしゃみをこらえようとすると『っ』って思わずなっちゃうよね。でもこらえないと、くしゃみはヘックションとも言ってしまう。つまり、へっちとは、『くしゃみをさせて、こらえさせる』試練だよね!」
「そ、そーだな! これがマレマロの言う、切れ味鋭い系ってやつだ!」
グラントもとりあえず乗っかる。
「くしゃみ‥‥やられたな。口に何か入れられたからとりあえず食べてみたら、まさか激烈パイだったとは」
ウンウンうなずくユミル。
「いや、口に入れられた謎のモンをとりあえず食うなよ」
グラントはだいぶ疲れてるため息が出た。
「皆がくしゃみするように頑張るよー!」
フラールが草を取り出すと、
「待て待て‥‥いや、いいのか! みんなでメチャクチャへっちしまくってごまかせばいいんだ!」
グラントが吠えると、フレグスもピカーンとドラゴングラスを光らせて。
「それぞれのへっちやな! つまりヘッチとは、へっチャレ的な‥‥」
「ヘッチャレー! ヘッチャレー!」
マレマロが謎のダンスをしているがそれはさておきフレグス語る語る。
「そう! とある民族伝統・ヘッドショットチャレンジ! あれはたしかつまり狩り技術を競うものから安全性に配慮され今ではボールをぶつけ合う的なスポーツへ昇華されたとかなんとかで一部では『へっち=よれよれになる』という意味を持つともされるがそれほど過酷な競技であるといえよう! てわけでよーしボールないから枕でやろうぜイソノ!」
「イソノってなんだ‥‥まあいい」
フレグスとグラントが枕を投げ合い、マレマロのダンスは激しく尻尾を振りそれがうごめく毛布にぶつかり、中からコニーの「ウッ」という声がした。
「ヘッチャレ、ヘッドショット、へッチバット‥‥ああ、つまりヘッドバット、頭突き‥‥この部屋は皆に頭突きしまくる部屋ってことだな!」
ユミルも彼女なりのヘッチを見つけ出したようだ‥‥おめでとう!
「実は私は結構頭の固さには自信があるぞ。さっそく、ケイナ姉さんで私の頭の固さを試してみせる!」
声を上げてなかったのであんまり注目されてなかったけど実は絶賛ヘッチ邁進中だったケイナ&パメラ。そこへユミルがおもむろに、バッコーン!
「さあ、いよいよフィニッシュなのじゃ‥‥ぐおおおっ!?」
ケイナ、あられもない姿でのたうち回る!
「どうだこの威力! さあ他の皆にも試してみるか。姉さんの次は誰にする?」
「~~~~!」
パメラは慌てて頭を抱え込んでうずくまった! こういうのをグリーヴァでは、頭隠して尻隠さず、と言う。
「よーし、ではマレマロで‥‥って姉さん、なんで私に弓を向ける? 頭突きの勝負のはずだぞ?」
ユミルは、おでこにピタリと押し付けられた、引き絞られた矢の前に、思わず硬直する――ケイナの顔がすっごく怖かったせいもある。
「貴様~、突然何をするのじゃ。せくすぃなお姉さんに嫉妬した上での狼藉か。従妹と言えども許さぬぞ」
「いや、シットじゃなくて、ヘッドで‥‥」
「今すぐこの狼藉者を始末してくれるのじゃ! 天誅!」
なんと至近で矢を放った! おでこから矢を生やしてのけぞるユミル!
「いっだ~! ごめんなさ~い! 私がやり過ぎた‥‥って姉さんもヤリ過ぎだって!」
「もう一発!」
放たれた第二矢は、ユミルにかわされ――うごめく毛布に刺さった。中からコニーの「ウッ」という声がした。
「ヘッチャレー! ヘッチャレー!」
マレマロは踊り続け、
「これが、これこそがヘッチやー!」
フレグスとグラントは魂の枕キャッチボールを続け、
「おたすけーっ!」
矢を生やしたユミルは、ケイナの弓矢から必死に逃げ惑い、
「っくしゅん!」
パメラはフラールの草攻撃でくしゃみさせられ、
「そ、そんな‥‥じらしすぎです‥‥」
パオラは毛布の中でくねくねと身をよじり続け、
「い、痛い‥‥なぜか、尻が‥‥」
「大丈夫、だんだん良くなってきますよ」
尻に何本もの矢を生やしたコニーが涙目に言うと、ナインはタバコでもプハーしそうな顔でそう言った。
◆エッチローグ
その後おもむろに石扉が開いて催眠状態は終了し奥で見つかった石板から陽のマイスター魔法『陽創強化』が編み出された話とかする? いいか。
「とりあえず‥‥ヘッチな魔法ではなさそうやな」
フレグスは安堵。
「あれで開くって‥‥結局ヘッチって‥‥なんだったんだろ?」
マレマロにはどうにもわからない。
「きっと‥‥昔の人にとって‥‥いいものなのです‥‥」
メイフェはそう言うと、どこかへ飛んでいってしまった。
「あいつもいったい何だったんだ‥‥」
グラントは再びため息、そしてフラールは「またねー」と手を振る。
「とんでもない経験をしてしまった‥‥忘れたい‥‥」
コニーがげんなりそう言うも、ナインは「むしろ絵巻物に残しましょう」という始末。
『ちょっと気分直しに害虫駆除デス周り行ってきます』
パメラがそう書くと、パオラは「お供します‥‥」とふらふらついていった。
「みんな疲れた顔してるな‥‥しかし姉さんはやけに、顔色いいな」
ユミルに言われると、ケイナは「フッ」と目を細めた。
8
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参加者
 | | a.ヘッチ…今身につけてるGGヘッジホッグじゃなくですか…
| | コニー・バイン(da0737) ♂ 19歳 人間 マイスター 月 | | |
 | | a.シラフでやってられるかー!! それはそれとしてコニー君、付き合え☆
| | ナイン・ルーラ(da1856) ♀ 26歳 人間 ヴォルセルク 水 | | |
 | | b.へッチ、ああへッチね。
| | ユミル・エクレール(da1912) ♀ 20歳 人間 ヴォルセルク 陽 | | |
 | | a.ヘッチ…ねえ(ぽりぽり)
| | グランド(da1960) ♂ ?歳 キティドラゴン ヴォルセルク 地 | | |
 | | c.たーのしー!やなっ!
| | フレグス・カヴィン(da1977) ♂ 22歳 人間 マイスター 陽 | | |
 | | a.へっち?ヘタレの事かのう?
| | ケイナ・エクレール(da1988) ♀ 27歳 人間 カムイ 火 | | |
 | | a.(かきかき)『ヘッチ‥多分アレのことですね。』
| | パメラ・ミストラル(da2002) ♀ 15歳 人間 カムイ 月 | | |
 | | a.へ……へっちだなんて! 人様の目の前ですることじゃありませんっ!!
| | パオラ・ビュネル(da2035) ♀ 20歳 ライトエルフ パドマ 地 | | |
 | ヘッチって‥‥あれかな、切れ味鋭い系だよなきっと! | | マレマロ(dz0040) ♂ ?歳 キティドラゴン ヴォルセルク 水 | | |
ヘッチを‥‥するのです‥‥
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みなさんが‥‥ヘッチをすれば‥‥扉は開きます‥‥ヘッチをしてください‥‥ヘッチの形は、人それぞれ‥‥(親切だけどどことなくムカつく陽精霊メイフェの言)
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