【SE07】闇の寺院

担当成瀬丈二
出発2020/11/23
種類ショート 冒険(他)
結果成功
MVPノーラ・ロネ(da2047)
準MVPシェール・エクレール(da1900)
アステ・カイザー(da0211)

オープニング

◆魔の森の‥‥
 そう、その寺院があったのは、魔の森の周辺部だ。
 寺院と言っても、はるかな過去に撃ち捨てられたどんな神を崇めていたかは分からない。
 ただ、教会のシンボルであるCROSSは汚され、代わりにドクロの紋章が据えられている。
 そこに入ろうとして、ベルクート・クレメントはふたつの違和感を持った。。
 ひとつは腐臭だ。胃袋が裏返りそうな嘔吐感を感じてしまう。

登場キャラ

リプレイ

◆BIGINING──始まり
(女神よ──願わくば御身に背きし者を戒めたまえ、我祈る)
 そう、アステ・カイザーがスケルトン・リーダーの一体に向けて、カムイ魔法アプサラスの成就に入る。
 一方で、ケイナ・エクレールは‥‥。
「あ~面倒臭いのじゃ。考えてみれば貰える魔法、わしらに関係なくないか?」
 と、身もフタもないことを言い出す。
「ここにいる面々誰にも関係なさそうだけどねえ」
 そう、ベルクート・クレメントが言い出す。
「待て童よ、その様な恐ろしい眼でわしを見るで無い。真面目にやるから許すのじゃ」
 ライジョウドウを構えなおすケイナ。
「ふうむ、駆けつけ一発じゃな‥‥というか、七発がライジョウドウの力を引き出す現界じゃな‥‥そしたら応急手当だけがわしの治療手段じゃな」
 ゾンビやスケルトンリーダーが通常の武器が効かない場合の話──と、言っても効かないのだが。
「ケイ姉さん、私のエエンレラを付与するにしても、矢にイチイチ込めるのは分が悪いのです」
 言い出す、シェール・エクレール。彼女は姉に向かってサムズアップサイン。
「頼りにされるのは嬉しいです。しかし、治療に使う魔力とか考えますと‥‥なので、アステさんから銀の矢を分けてもらうとか、覚悟を決めて、ファラオダガーで斬りこんでください」
「‥‥依頼初体験。頼りの先輩方の足並みも乱れ、困難な雰囲気だね」
 淡々とノーラ・ロネが両手の盾を構えている。
 もっとも利き手に保持した盾には銀の刃が突き出ていた。
 なお、CROSSの加護があれば、知性の低い傀儡系のアンデッドは触れる事が不可能だ。 とはいえ、退路を断つと、脱出するのに暴走するらしい‥‥教えられた範疇ではそうだ。

◆OPENCOMBAT──開戦
「パラの兄弟。資料の確保は退路を確保してからでいいと思うよ」
 ノーラの言葉がベルクートに向けられると同時に、アステのアプサラスが成就する。
 聖なる力がスケルトンリーダーの守りを打ち砕いたようだ。
「ライジョウドウの威力を見よ!」
 ケイナが魔力を帯びた矢を放つ。
 ──スカ。
 スケルトンリーダーは。骨格しかない。なので、単純に突く武器は当たり辛い。
「──い、いかぬのう、これならゾンビを制するのじゃ‥‥ゾンビなら当たるのじゃ」
 一方で、ゾンビの群れに躍りかかっていくシェール。
 槍を持ち、まるで舞のごとくステップを踏むシェール。
 彼女はCROSSの加護が無くても十二分な戦闘力を持っている。
 それでも次々に突き出されるゾンビの腕が絶えない。
 シェールはオフシフトの戦技に裏付けされた足さばきで優雅にかわし。
 それでも迫る攻撃は、熟練した力量の槍で払い退け続ける。
(こ、このニオイだけはどうにかしてほしい)
 その近くで戦う、小柄な影はノーラだ。盾を両手で器用にさばく。彼女もまたCROSSの加護は当てにしないようだ。

◆CROSSFIRE──十字砲火
 ノーラとシェールのところに、ゾンビが殺到しないように、アステとケイナが矢を射続ける。
 ゾンビたちは確実に数を減らす。
 どういう判断をしたのかは不明だが、スケルトンリーダーが祭壇を離れ戦闘に参加。
 アステもクリスタルアローで、スケルトンリーダーに集中砲火をする。
 やはり、スケルトンリーダーが当たり辛いのは分かるが、それでも成し遂げたいことがあるのだ。
「動かないでよ、矢が外れるから!!」
 とのアステの言葉に、ついツッコミを入れてしまうケイナ。
「いや動くじゃろう、常識的に考えてのう──というより、どっちに当てるのじゃ!」
「そこはそれ、天の女神さまの言う通りだよ」
「ダメな女神さまじゃのう‥‥」
 ああ、アステ──ケイナにツッコませるとは。案外天性のツッコミの素質があるのかもしれない(きっと、多分、メイビー)。

 一方で、間合いを侵略する戦技スタッキングをスケルトンリーダーは繰り出し、シェールは受けに入る。
「こうなったら、零距離で殴り合いですか!」
 突く武器という事で、ケイナ同様のディスアドバンテージを背負っているシェール。
「ひとりじゃないよ」
 ノーラが繰り出す銀の刃が後ろから斬り伏せようと、重い一撃を浴びせる。
「そこは危ないのじゃ、退け!」
 戦場を見ていたケイナがノーラに指示を飛ばす。
 そう、一体のスケルトンリーダーが、ノーラにチャージングをしかける。
「ノーラ! 後ろ!」
 シェールの叫びもむなしく、背中に直撃し、膝が泳ぐノーラ。

 しかし、ケイナがすぐさまフォローに入る。
「当たらんかー!」
 放った一矢は見事、振り返ったスケルトンリーダーを捉えた。
 生き物だったら致命傷だろう。
 とはいえ、アンデッドにはその様な制限はないのだ!
 だが、アステが予め放ったアプサラスの効果で耐えきれず感電。動きを封じられる。
「こ、これが最初に出てればのう」
 アステもすぐにノーラの癒しに入る、キュアティブの魔法だ。
「──ノーラ立って」
 その言葉で精いっぱいのアステ。
 キュアティブにより傷が癒され、応えるようにノーラも立ち上がった。
「サンドラの荒ぶる神よ力を!」
 シェールは槍にサンドラの神、セトの力を宿らせる。
 彼女はその槍の一撃で、眼前のスケルトンリーダーを打ち砕いた。
 スケルトンリーダーとの戦いは、シェールにとって、突きで半減、間合いでさらに半減──。
 それで有効打を与えるとは‥‥。
 もはやシェールの戦いぶりは、力量云々ということではなく、完全に執念のレベルとさえ言えそうだった。
 ノーラはシェールがエエンレラを施したシールドソードで確実にとどめを刺す。
 エース二枚を失ったゾンビたちは、ゆっくりと瓦解するのみ。
 ──勝敗は決した。

◆NEVER・ENDING・ADVENTURE──終わらない冒険
「うむ、予想通りじゃのう」
 ケイナが祭壇の上にあった、巻物を広げて腕を組む。
 巻物の中には、おそらく古代語と思われる文字の羅列があった。
 困ったことに誰も古代語は分からないのだ。
 まあ、研究をここでするわけではないので、特段問題があるわけではない。
 とはいえ、ちょっぴり悔しい。
「予想はしましたけど‥‥二重に意味が分からないです」
 シェールが巻物の一部にガーゴイル(?)らしき絵が描かれているのに気づく。
「むう、古代語の知識と、ガーゴイルに関する洞察があって、初めて意味をなす?」
 アステの言葉にうなずくふたり。
 うなずかなかった、ノーラは呟いた。
「意味の有無じゃなくて、これを見つければハウンドギルドから報奨金が出るからいいよ」
 多分、ベルクートが言おうとしたことを代弁したのだろう。
 らしく、ベルクートは笑顔でフリーズしている。

 ベルクートを再起動し、五人は魔の森を突破し、ローレックの街へと向かうのだった。
 久々に見たローレックの街は、前と同じであり、変わらぬ安堵感を五人に与える。

 こうしてハウンドギルドに五人から届けられた資料をもとに、風属性のマイスターの魔法が再構成するべく研究が開始された。
 その魔法の名は──『風創強化』と呼ばれた。やはり、風や雷などに関する能力がガーゴイルに付与されるのではと、期待されている。
 きっと別の魔法もあるだろう‥‥多分。
 しかし、それは別の物語となるだろう。
 だから、ハウンドの冒険は‥‥つづく!



 6

参加者

b.アプサラスの用意完了!
アステ・カイザー(da0211)
♀ 24歳 人間 カムイ 水
a.アンデッドっぽいのでエエンレラを浄化に振っておきます。
シェール・エクレール(da1900)
♀ 16歳 人間 カムイ 風
b.まあ、後ろはわしに任せておくのじゃ。
ケイナ・エクレール(da1988)
♀ 27歳 人間 カムイ 火
a.前に出ます。
ノーラ・ロネ(da2047)
♀ 15歳 パラ カムイ 陽
 (べるくーとはようすをうかがっている)
ベルクート・クレメント(dz0047)
♂ 23歳 パラ パドマ 火


あぶないなぁ

ひょっとしたら魔法で寺院が崩壊する? まさかね。